普段の掃除に便利なアイテムのひとつに、ダイソンの掃除機があると思います。スタイリッシュなデザインと、強力な吸引力が魅力なこのダイソン掃除機ですが、定期的なメンテナンスをしていないと、吸引力の低下を招いたり、フィルターから嫌な臭いが発生したりしてしまい、最終的に故障の原因になることもあります。そこで、今回は長く使い続ける為に必要なダイソン掃除機のメンテナンス方法とお手入れの頻度についてご紹介します。
ダイソン掃除機の手入れ箇所とその頻度
まずは、掃除が必要なパーツについてです。ダイソンコードレス掃除機で掃除が必要なパーツは主に3つです。それらを掃除の頻度と一緒に見ていきましょう。
フィルター 【1ヶ月に1回】
吸い込んだ空気を綺麗に濾過し排出するためのフィルターは定期的に掃除が必要です。
ダイソンV10以降はこのフィルターがユニットフィルターの1つだけ、V8、V7は、ポストフィルターとプレフィルターの2つがあります。
掃除機をかけた後、臭いが気になる場合は、まずこのフィルターを掃除してみましょう。
掃除頻度は、1ヶ月に1回程度になります。
モーターヘッド部分 【1年に1回】
ダイソン掃除機のヘッド部分(ソフトローラークリーナーヘッド)も定期的に掃除が必要です。
掃除機の吸い込みが悪くなったり、モーターの回転が鈍くなったりするのでこちらも定期的に掃除しましょう。
こちらは、1年に1回位を目安に掃除するのが良いでしょう。
ダストボックス 【汚れが目立った時】
ダストボックスは、ゴミを貯める場所になります。
これはクリアビンと言われる外側の透明な筒状のカバー部分と内部のサイクロン部分に分類でき、これらは取り外しが可能です。
クリアビンのMAXラインまでにゴミが溜まったらゴミを捨てるのが基本ですが、特に汚れが目立った時などはクリアビン、サイクロンをそれぞれ掃除してみましょう。
【月1回】フィルター掃除
ダイソン掃除機のメンテナンスで一番基本となるフィルター掃除です。月1回と掃除頻度は高いですが、水で洗って乾かすだけなのでとにかく簡単です。
掃除方法
ダイソンの公式サイトに掃除方法が載ってたので参考にどうぞ。
①フィルターを外す
V10 シリーズ以降は、ユニットフィルターの1つだけです。
外し方は、反時計回りに回すだけです。
V7、V8シリーズは、プレフィルターとポストフィルターがあります。
外し方は、プレフィルターは、つまみを真上に引き上げると外せます。
ポストフィルターは、反時計回りに回し、黒い丸印に合わせると外せます。
②ゴミをはたいてから冷水で洗う
フィルターに大きなゴミなどがある場合は、ゴミ箱等で軽くはたいてゴミを落とします。細かい汚れについては水で洗います。
V10シリーズ以降のユニットフィルターは、フィルターの内側や外側を優しく押し洗いし、フィルターユニットの中に水を入れ、上下に振りながら汚れを落とします。
V7、V8シリーズのプレフィルターは外側から水をかけて、軽くたたきながら洗います。
ポストフィルターは、フィルター内部に水を行き渡らせ、振りながら汚れを落とします。
③24時間以上乾かす
水で洗ったフィルターは、軽く振って水をきり風通しの良い場所で乾かします。
④装着する
24時間以上乾かし濡れていないことを確認してから本体に戻します。
これでフィルター掃除終了です。
ポイント・注意点
必ず、水道水の水(冷水)で洗うようにしましょう。
洗剤や、お湯の方が汚れが落ちそうなイメージがありますが、
フィルター本来の性能を損なう可能性があるので必ず水で洗いましょう。
また、月1定期的に掃除していれば、汚れもそこまでひどくならないのでフィルター掃除の時間も短くなりますよ。
【年1回】モーターヘッド掃除
年1回くらいは、掃除機のヘッド部分の掃除がおすすめです。
ヘッド内のナイロンブラシは水洗いをしましょう。
また、回転する軸部分に髪の毛が巻きついていることがよくあるので、この部分の髪の毛やほこりなどを取り除きましょう。
掃除方法
こちらもダイソンの公式サイトに掃除方法が載ってたのでご参考ください。
①モーターヘッドブラシを外す
ヘッド部分は、中の回転ブラシが取り外せる構造になっております。
外し方はシリーズごとに変わりますが、複雑ではないので簡単に外せます。
V11シリーズは、ヘッド部分の底面からコインを使って回せばブラシが外せます。
デジタルスリム、V8シリーズは、ヘッド横部分のエンドキャップを回せば外せます。
②巻きついた髪の毛や、ほこりなどを取り除く
モーターヘッドの回転部分には、髪の毛が巻きついていることが多いです。
この巻きついた髪の毛は、ハサミやカッターなどを使うと、細かく切れるので簡単に取り除くことができます。
③ブラシ部分を水洗いする
ブラシ部分を優しく洗いましょう。ここでも洗剤やお湯は使わず、水で洗いましょう。
この時、エンドキャップは必ず外して洗わないようにしましょう。
④24時間以上乾かす
洗ったブラシを振りながら水をきり、風通しの良い場所で24時間以上乾かします。
⑤装着する
24時間以上乾かし濡れていないことを確認してからブラシをヘッド部分に取り付けます。
これでモーターヘッド掃除終了です。
ポイント・注意点
水洗いできるのは、取り外し可能なブラシ部分だけです。
間違ってもクリーナーヘッド全体を水洗いなんてことはしないようにしましょう。
同じくエンドキャップも水洗いNGです。
また、年1回位のこのモーターヘッド掃除をする時期ですが、ブラシを乾かすことを考えると、冬場より春から夏にかけての気温が高いときに掃除する方がいいと思います。
【汚れが目立ったら】ダストボックスの掃除
普段のダストボックスのゴミ捨てにプラスで、汚れが目立った時にする掃除がこのダストボックス掃除です。
これはクリアビンとサイクロンを取り外して掃除をするのですが、そこまで重要ではありません。そもそもサイクロン部分は汚れがつきにくい構造になっているので、本当に汚れが気になったら掃除する程度でOKです。
掃除方法
①クリアビンとサイクロンを分ける
シリーズごとにダストボックスの形状が異なり、外し方も違います。
ただ、ほとんどのものがゴミ捨てのレバーの付近にある「赤いボタン」を押せばクリアビンとサイクロンを取り外すことができます。
②クリアビンの掃除
クリアビンは、水拭きをします。
取り外したクリアビンの内側や外側、底面の蓋部分など汚れが気になるところを水で濡らした雑巾やウェットティシュなどで拭き、よく乾かします。
③サイクロンの掃除
サイクロンは、乾拭きをします。
このサイクロン部は電気系統もあるので、水分NGです。
歯ブラシや、付属品のコンビネーションノズルを使って細かいゴミを落としましょう。
④装着する
クリアビンが乾いたことを確認してから、サイクロンとクリアビンを元通りに組み合わせて、ダストボックスの掃除完了です。
ポイント・注意
サイクロン部分はとにかく水洗い厳禁です。
電気系統が中に入っているので、水に触れると故障の原因になってしまいます。
普段のゴミ捨ての時に、本体をポンポンと軽く叩くことで、サイクロンに付着しているゴミを少し落とすこともできます。
汚れがひどい時やサイクロンにゴミが詰まっているときに、ダストボックス掃除を試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
せっかく高いお金をかけて買ったダイソン。できることなら長く使い続けたいですよね。ダイソンの掃除機は、外せるパーツの組み合わせが複雑ではないので、やり方さえわかってしまえば、簡単に掃除ができますよ。定期的なお手入れで、長持ちする掃除機を手に入れてみてはいかがでしょうか。素敵な家事ライフを〜。