夏に欠かせない家電のひとつにエアコンがありますが、
皆さんエアコンのフィルター掃除していますか?
このエアコンのフィルターは、
定期的な掃除をしていないと、
汚れが溜まり、エアコンの効き目が悪くなったり、
空気が汚れてしまったり、故障の原因にもなってしまうとも言われています。
そこで、今回はこのエアコンフィルターの掃除についてまとめていきます。
エアコンの掃除ということで、
難易度が高そうに感じますが意外に簡単です
エアコンフィルター掃除しないとどうなる?
エアコンフィルターの掃除をしないことで、
エアコンにどのような影響が起きるのかまとめていきます。
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まずはエアコンの仕組みから
エアコン、フィルターの汚れによる影響の前に
まずは、エアコンの仕組みを見ていきましょう。
簡単にまとめると、エアコンは、本体上部から空気を吸い込み、
室外機を通って、エアコン内部の吹き出し口から空気が出る仕組みです。
この吸い込み口にあるフィルターが自分で掃除できる部分になります。
カビや臭いを発生させてしまう
エアコン内部は、カビが繁殖しやすい環境が整っている
と言われています。
特に冷房を使っているときは、エアコン室内機で空気を冷やす際に水分が発生します。
この発生した水分が十分に乾き切らない時や、
エアコン内に取り込んだ空気中のホコリと混ざってしまう時に、
カビが発生してしまいます。
ホコリは、カビにとってはエサみたいなものなので、
エアコンフィルターにホコリが溜まっていると、
カビがみるみる増え続けてしまいます。
電気代がかかってしまう
エアコンフィルターが汚れていると、
吸い込む空気を十分に確保できなくなってしまうので、
エアコンの効き目が悪くなってしまいます。
エアコンメーカーのダイキンによると、
1年間エアコン掃除をしていないと
25%も消費電力量が上がってしまうとまとめています。
電気代も最近値上がりしているので、
効率的にエアコンを使いたいものですよね。
エアコンの寿命を縮めてしまうことも
エアコン内部の汚れが溜まった状態で
使い続けてしまうと、エアコンに余計な負荷がかかり続けてしまうので、
エアコンの故障や、水漏れなどを引き起こす可能性があります。
エアコンフィルターは特にホコリが溜まりやすいので、
エアコンを快適に使い続けるためにも
こまめな掃除が必要になります。
エアコンフィルターの外し方と掃除できる範囲
エアコンフィルターの掃除の前に、
フィルターの外し方を見ていきましょう。
外し方はメーカーごとに異なるので取説で確認を
エアコンフィルターの外し方は、
メーカーごとに多少異なるので、取扱説明書で確認してから外しましょう。
ほとんどのメーカーは、エアコン本体のパネルを開けたところにフィルターがあるので、
そのフィルターを引き抜けばOKです。
自分で掃除できる範囲は?
実はエアコンは、
自分で掃除できる部分は限られています。
掃除できる範囲は、
エアコンフィルターと、空気が出る吹き出し口、エアコンの表面 くらいになります。
それ以外の部分は、
頑張ればできない事もないですが、
掃除をして故障してしまうことや、
エアコンを分解しようとして、部品を壊してしまうこともあるので、
プロの掃除業者へおまかせした方がいいです。
①エアコンフィルター
②吹き出し口
③エアコンの表面
【実は簡単】基本エアコンフィルターの水洗い掃除方法
では実際に掃除方法をまとめていきます。
基本的に水洗いでOKなので、そこまで難易度は高くないです。
ハードルを下げてさらっと見ていきましょう。
用意するもの〜掃除にかかる時間は?乾燥時間は?
・掃除機→エアコンのホコリを取るため
・使い古し歯ブラシ→水洗いの際ホコリを取るため
・タオル→フィルターを乾かす際に使う
・中性洗剤→汚れがひどい時用
・マスク→舞い上がったホコリを吸い込まないようにする為
掃除にかかる時間は、おおよそ20分くらいです。
洗ったフィルターは乾燥させないと使えないので、
乾燥時間が2時間〜6時間位になります。
エアコンフィルターの水洗い方法
①エアコンのコンセントを抜く
掃除をしている際に、
エアコンが動作すると危険なのでコンセントを抜きましょう。
②ホコリに気をつけながらフィルターを外す
まずは、フィルターを外します。
この時ホコリを舞上がらせないように注意しましょう。
エアコンの周りのほこり汚れがひどい場合は、
モップなのでホコリを先に取ると、ホコリが舞いあがるのを防げます。
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③フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
外したフィルターのホコリなどの汚れを掃除機で取ります。
この時フィルター表面から掃除機をかけましょう。
ホコリなどの汚れは、空気を吸い込む際に、フィルター表面に付着します。
そのため、フィルター裏側から掃除機をかけると、目詰まりしてしまうので、
表側から掃除機をかけましょう。
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④歯ブラシを使ってフイルターを水洗いする
掃除機をかけてある程度のホコリを取り除いたところで、
使い古し歯ブラシを使って水洗いしていきます。
この時、シャワーなどでフィルターの裏側からホコリを押し出すイメージで、水をかけていきます。
歯ブラシを使ってこすり洗いしましょう。
エアコンフィルターは目が細かいので、
力を入れすぎるとフィルターの網目を広げてしまうので優しくこすりましょう。
汚れがなかなか落ちないときは、
中性洗剤を使って落としましょう。
使う洗剤は、キッチン用の洗剤などでOKです。
私のおすすめは、 「ウタマロクリーナー」 です。
手肌に優しいうえ、汚れ落ちがいいので、
フィルター汚れがひどい場合は試してみるのもいいでしょう。
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⇨歯ブラシはフィルターを傷つけないように優しくこすり洗い
⑤乾燥させる
洗い終わったフィルターは乾燥させます。
タオルで水気をきると乾燥時間短縮ができます。
風通しが良い場所で、日陰干しします。
乾燥時間は、季節にもよりますが、2時間〜6時間位です。
フィルターは、高温に弱いのでドライヤーを使っての乾燥はNGです。
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【キッチン、ダイニングなど】油汚れが付着してたら重曹で洗う
キッチン周りのエアコンは、
油汚れがフィルターに付着していることがあります。
その場合は、水洗いだけでは汚れを落としきれない事もあるので、
重曹を使った掃除がおすすめです。
用意するもの〜適した洗剤は?
・水 100ml→重曹水作りのため
・スプレーボトル→重曹水作りのため
・使い古し歯ブラシ→水洗いの際ホコリを取るため
・タオル→フィルターを乾かす際に使う
・中性洗剤→汚れがひどい時用
・マスク→舞い上がったホコリを吸い込まないようにする為
こちらも乾燥時間が3時間〜6時間位になります。
エアコンフィルターの油汚れの落とし方
エアコンのフィルターを外すところは、水洗い方法と同じです。
ホコリが舞い散らないように慎重にフィルターを外しましょう。
油汚れがひどい場合は、掃除機でホコリを吸い取るのが難しいので、
掃除機は使わず行います。
①重曹水を作る
まずは、油汚れを撃退する重曹水を作ります。
空のスプレーボトルに 重曹小さじ1と水100mlを入れ、よく混ぜます。
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②フィルター全体に重曹水をスプレーする
フィルターの表裏全体に重曹水をスプレーしていきます。
重曹は油汚れを浮かせて落としてくれるので、
スプレー後3分位放置しフィルターの汚れに重曹水を浸透させます。
③歯ブラシを使ってフィルター裏側を擦り洗い
重曹水を染み込ませたフィルターの裏側を歯ブラシで優しくこすり洗いしていきます。
その後、裏側からシャワーをかけて汚れを押し出します。
フィルターの表側に油汚れがついているので、必ず裏側からシャワーをかけましよう。
④フィルター表側をこすり洗い
フィルター表側に残った汚れを重曹スプレーを振り掛けこすり洗いします。
最後にフィルターをシャワーで洗い流し汚れを落とします。
⑤乾燥させる
洗い終わったフィルターは乾燥させます。
タオルで水気をきると乾燥時間短縮ができます。
風通しが良い場所で、日陰干しします。
乾燥時間は、季節にもよりますが、2時間〜6時間位です。
フィルターは、高温に弱いので、ドライヤーを使っての乾燥はNGです。
エアコンフィルターの掃除頻度は?
エアコンフィルターの掃除頻度は・・・
使用機会が多い夏場や冬場は 2週間に1回位がベストです。
少々掃除頻度が高いように思いますが、
2週間に1回掃除していれば、汚れもそこまでたまらないので、
1回の掃除は短くできるので、こまめな掃除を心がけるといいですよ。
エアコンフィルターの汚れをつきにくくする為には
エアコンを使う時に、ちょっとした工夫で
フィルターへ汚れがつきにくくなる方法もあるので、ご紹介します。
せっかく綺麗にしたフィルター。
できる事なら、綺麗なままで使い続けたいですよね。
部屋を換気する
エアコンフィルターの汚れは、部屋のホコリによるものなので、
エアコンを使う時にこまめな換気をすることで、
空気中のホコリを部屋の外へ逃すことができるので
フィルターが汚れるのを軽減できます。
最近は、こまめな換気が必要な時代なので、
エアコンフィルターのためにも換気を意識するのもいいと思います。
冷房を使った後は、内部クリーンで乾燥させる
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冷房を使うと、室内機内に水分が発生します。
これら水分が、やがてはカビ汚れとなってしまうので、
冷房後、エアコンの機能「内部クリーン」を使うのがおすすめです。
この内部クリーンは、エアコンの冷房使用後、
エアコン内を乾燥させる機能になります。
最近は、夜になっても気温が下がらないことが多いので、
エアコンを一日中使い続けないとならない方は、この方法は難しいですが、
エアコンを使わないでも問題ない時間帯がある方は、
試してみるといいですよ。
エアコン内部の掃除は、プロに依頼しましょう。
基本的に、自分達で掃除ができる箇所は、
エアコンの吹き出し口とフィルターですが、
エアコン内部の掃除は、プロにお任せするのがおすすめです。
相場は、お掃除機能がついていない壁掛けタイプで
1台あたり11,000〜15,000円程度になります。
業者によっては、2台以上は割引するところもあるので、
何台か掃除したい場合は、一括でエアコン掃除してもらう方が
一台あたりの料金は安くなると思います。
【ワンポイント】節電につながる?エアコンの上手な使い方
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最近では電気料金に限らず、生活に関わるさまざまな製品が値上がをしているため、節約できるところは、できるだけ節約したいですよね。
エアコンも暑い夏を乗り切るためにも必要不可欠と思いますが、実はちょっとした工夫で電気代の節電に繋がります。
なのでエアコンの節電ポイントと、部屋を効率的に涼しくする方法をまとめていきます。
自動運転を活用する
エアコンは室内温度を設定温度にするまでが、
実は一番電気代がかかると言われております。
その為、初めから弱運転で運転して時間をかけて設定温度にするよりも、
自動運転で一気に室内温度を設定温度までに調整した方が、電気代の節約に繋がります。
自動運転では、設定温度に達するとその後は微風運転に切り替わるので、余計な電気代もかかりません。
なので、特に家に帰ってきた時などで、
「これからエアコンをつけるぞー」といった時には、
自動運転にするといいと思います。
暑い時は、温度を下げるよりも風量UPの方が効果がいい
暑い日などで、部屋の温度がなかなか下がらない時、
エアコンの設定温度下げるのではなく、
風量を上げる方が部屋中に空気を循環させることができ、
効率的に部屋の温度を下げることが出来ます。
また、風量UPすることで、体に感じる清涼感が増すので、より涼しく感じるはずです。
サーシュレーター・扇風機を活用しよう
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エアコンと一緒にサーキュレーターや扇風機を使うことも、部屋を効率的に涼しくするためにおすすめです。
エアコンの涼しい風を部屋全体に行き渡らせることができることと、風を自分に向ければ、直接風を感じることができるので清涼感UPにも繋がります。
ただし、サーキュレーター、扇風機は一見似たように見えますが、
使用方法が全く異なるので、使うときは注意が必要です。
サーキュレーターは空気を循環させる機能をもった製品で
風が直線的で強力です。
なので、エアコンの風を部屋中に行き渡ることに、最適です。
ただし、風量が強力なため、体に直接当たっていると、
風邪を引いてしまったり、脱水症状になる可能性があるので、
体ではなく、部屋全体に向けて使用しましょう。
一方扇風機は、その風によって涼を取るものになります。
なので、体に適度な風を浴びるのには適してますが、
部屋全体に、空気を循環させるほどの風量はありません。
→空気を循環させるもの、部屋全体を涼しくしたい時に使うのがいい
扇風機
→風による涼しさが欲しい時に使うのがいい
遮熱性・遮光性の高いカーテンを使おう
部屋の中で最も外気の影響を受けやすいのが、窓と言われております。
そのため、夏場は窓を通して外からの熱が侵入してきます。
なので、遮熱性・遮光性の高いカーテンを使用することで、
外からの熱の侵入を抑えることが出来ます。
最近では、さまざまなデザインの遮熱・遮光カーテンがあるので、
お気に入りのカーテンを探してみてはいかがでしょうか。
いっそ古いエアコンは買い替えを
エアコンの平均寿命は、設計上の標準使用期間は10年が目安と言われています。
ただ、10年経ったからといってもすぐに交換が必要なわけではないですが、
だいたい10年を過ぎるとで修理が必要なケースが増えてきます。
それに使用状況にもよりますが、15位前のエアコンにもなると8畳サイズで年間5,000円位で電気代がかかるとも言われています。
古いエアコンをのままで、いざ使いたい時に壊れて使えない〜なんてことを防ぐ為、そして節電の為にも
思い切って新しいエアコンに買い替えをしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
エアコンのフィルターは見えないところなので、
ついつい掃除を後回しにしがちかもしれません。
ただ、掃除のやり方さえ覚えてしまえば、
簡単に掃除をすることができると思います。
暑い夏を乗り越えるためにも、
定期的なフィルター掃除してみてはいかがでしょうか。
それでは素敵なカジライフを〜。